須恵器古壺とすずらん
Posted: 2012.05.19 by ココペリ77 in 壺
庭にすずらんの花が沢山咲いたので、
適当な壺を探して、活けてみました。
このすずらんは何時からか庭の片隅に根付き時を経るうちに
どんどんと増えて行き、現在では数十本にになっています。
よほど居心地が良いのでしょうね。
器は、須恵器と思われる変形の古壺です。
私がこれを須恵器ではないかと考えるのは、
あまりはっきりした根拠があるわけではありません、が・・・
高さ=13cm、胴径=10cm x 7cm
取り敢えず、縄文、弥生ではない。
土師器より硬そう。(口の部分を指で弾くとチンチン音がします。)
燻焼(くすべやき)で焼かれたのではないか?
首の形状が須恵器そのもの。
ただ、少し不安に思うのは、今のところこれと同形の須恵器の写真を
見たことが無いという点です。
本体はオランダのエダムチーズ(赤玉チーズ)の様に太鼓型をしており
表側は2重丸の中に1重丸があり、
何やら意味ありげな文様が彫り込まれています。(叩き目ではないと思います。)
裏側は1重丸以外はこれと言って文様が無く、
如何にもこちらが底の様に見受けられます。
ひょっとすると、この写真の様に横向けて使われたのかもしれません。
と言うのは、この胴体の厚みが7.0㎝であり口(ラッパ部)の細い側の
中心が4.5㎝:2.5㎝と表側(写真の左側)に寄っている事と、
底と思われる側の肉厚が少し厚くなっていて、
倒しておく方が立てるよりも安定するからです。
勿論、首の細い所に紐をまいて腰のぶら下げたのかもしれません。
用途は分かりませんが、ひょっとすると
油、酒などを入れたのか、種入れに使ったか?
ネズミ除けに木で栓をするか皮で口を覆って紐で細い所を縛って
使ったか?・・・・・想像を膨らませて楽しんでいます。
いずれにしても、現代では立てても寝かせても様になる、
きわめて可愛らしい古壺です。
時代的には飛鳥までは行かなくても、
平安時代(8世紀前半)ぐらいではないかと考えます。
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このすずらんは何時からか庭の片隅に根付き時を経るうちに
どんどんと増えて行き、現在では数十本にになっています。
よほど居心地が良いのでしょうね。
器は、須恵器と思われる変形の古壺です。
私がこれを須恵器ではないかと考えるのは、
あまりはっきりした根拠があるわけではありません、が・・・
高さ=13cm、胴径=10cm x 7cm
取り敢えず、縄文、弥生ではない。
土師器より硬そう。(口の部分を指で弾くとチンチン音がします。)
燻焼(くすべやき)で焼かれたのではないか?
首の形状が須恵器そのもの。
ただ、少し不安に思うのは、今のところこれと同形の須恵器の写真を
見たことが無いという点です。
本体はオランダのエダムチーズ(赤玉チーズ)の様に太鼓型をしており
表側は2重丸の中に1重丸があり、
何やら意味ありげな文様が彫り込まれています。(叩き目ではないと思います。)
裏側は1重丸以外はこれと言って文様が無く、
如何にもこちらが底の様に見受けられます。
ひょっとすると、この写真の様に横向けて使われたのかもしれません。
と言うのは、この胴体の厚みが7.0㎝であり口(ラッパ部)の細い側の
中心が4.5㎝:2.5㎝と表側(写真の左側)に寄っている事と、
底と思われる側の肉厚が少し厚くなっていて、
倒しておく方が立てるよりも安定するからです。
勿論、首の細い所に紐をまいて腰のぶら下げたのかもしれません。
用途は分かりませんが、ひょっとすると
油、酒などを入れたのか、種入れに使ったか?
ネズミ除けに木で栓をするか皮で口を覆って紐で細い所を縛って
使ったか?・・・・・想像を膨らませて楽しんでいます。
いずれにしても、現代では立てても寝かせても様になる、
きわめて可愛らしい古壺です。
時代的には飛鳥までは行かなくても、
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